パピヨン備忘録PART2+α

飼い主信条「犬にバカなし、バカは飼い主」 潜在意識からも飼い主自身のしつけ直し実践

姉ネコ ら・し・く虹の橋を渡る。※過去記事 2019.06.07.

●姉ネコ ら・し・く虹の橋を渡る。※過去記事 2019.06.07.

 

2019年5月22日の12時になろうかとする頃、飼い主は実家へ向かっていました。

朝7時頃だったでしょうか、姉ネコが虹の橋を渡った。と実母から連絡が入ったからです。

実母「ジジ、偉かったよ。朝、ちょっとご飯ば食べて。いつも通り日向ぼっこばさせてやろうと庭に連れて行ったら、自分でヨタヨタ畑まで歩いて行って、そこでパタンと亡くなったとよ。エラかね…えらかね…」と涙声

飼い主も、姉ネコとの出会いから今までが走馬燈のように想いだされます。ひょんなきっかけで生まれて初めて飼った猫。猫がこんなにも頭が良くて人の心を虜にするのか、と教えてくれたネコでした。

もう、あと30秒もすれば玄関を開ける。そんなタイミングに携帯がピロリロリ~ン♪誰かと見てみると実母です、目の前は玄関ですが「もしもし!」と電話をとって瞬間。

実母「生き返った!」
私「は(・・?」
実母「ジジ、生き返ったとよ!」
私「(-_-;)生き返った?」

もう、玄関の前だから、と家に入るやいなや

実母「ちょっと!ジジ生き返ったとよ!ご昇天したけん、毛布ばしいて箱に寝かせてやっとったらさ、さっきイビキばグーグーかきだしたとよ!(笑)」

(-_-;)さすが、我が姉ネコだ……

生き返った姉ネコ、庭で力なく寝ていました。でも、たしかに生きています。声をかけると「にゃっ!」と返事をして顔を上げてくれようとするのです。

安堵するやらなんやらで、でも、いずれにしてももう長くはない。数日前からかなり弱ってきていたのです。

姉ネコは
実母と私に最後まで一緒にいながら、その日の夜中に本当に虹の橋を渡っていきました。最後まで姉ネコらしいなぁ(^-^)

実母が庭で草むしりや畑仕事をしていると、いつもそばでジッと監視(笑)

お客様がいらっしゃると、必ず一緒に同席。

イヌっぽいとよく言われているネコでした。

若いころは、トカゲやスズメをとってきて、よく驚かせてくれたものです。

先代ルーク闘病時、ずっとこの調子で離れなかったそうです。

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ここ半年くらい前から、目があまり見えなくなってきたようで、からだもかなり弱っていました。

たしか今年の1月の半ばころだったでしょうか。
こんな心温まるエピソードがあったのです。

足腰もずいぶんと弱り、目も見えなくなってきていた姉ネコ。それでも、外の空気が好きなのですね。

1月のある日、どうやって抜け出していったのはわかりませんが、実母も気が付かないうちにヨタヨタヨタヨタと車が往来するお隣さんの車庫前まで歩いて行ってしまったようなのです。

下の画像がその現場写真。我が実家は、この車庫のあるお家のさらに内側に建っています。

お隣さんから、もしかしたらお宅の猫ちゃんじゃないかしら?と声をかけられた実母。

すっ飛んで行ってみると、姉ネコは赤丸部分で可愛らしいピンクのひざ掛けに包まれていたそうです。

毛布に包まれたジジを発見したのは郵便屋さん。

郵便屋さんがお隣さんへお宅の猫では?と声をかけ

お隣さんが、実母へ連絡して下さって無事に救出されたのです。

そのピンクの毛布はまだ、新しくって、どなたか通りがかりの心優しい方が、寒さの中にうずくまっている姿に心を痛められたのでしょう、見るに見かねて姉ネコにかけてくださったようなのです。

なんと心の温かい方がいらっしゃるのでしょうか。

直接お礼を申し上げたいのですが、手掛かりも何もなく。ただただ見も知らぬ方へ感謝を心の中でお伝えするしかありません。

また、後日、お隣さんが郵便屋さんへ、無事に猫は飼い主さんのところに保護された。と伝えてくださったそうで…心から喜んでくださっていましたよ。と実母に教えてくれたそうです。

本エピソードは実母から、ブログにあげてほしい。と言われました。

もしかしたら、毛布を掛けてくださった方が読んでくださる可能性があるかもしれない。本当に本当にありがとうございます。そして、おかげで半年も生きながらえて看取ることもできましたとお伝えしたいから。と。

下の画像は1年位前かな。姉ネコもまだまだ元気だし、妹ネコもこの後に虹の橋を渡ってしまうとは思えない姿ですね。

姉ネコ、妹ネコ共にずっとずっと言い聞かせていたこと。

「可愛がってくれたお父さん、お母さんの前から姿を消して虹の橋を渡ることをしてはいけませんよ。必ず最後のお別れをお父さんとお母さんの目の前でするんですよ」

姉ネコ、妹ネコ共守ってくれました。
孝行姉妹ネコでした。

実は、アップまでに時間がかかったのは、実母、飼い主共に軽いペットロスに少々陥っておりまして。

飼い主よりも、実母のほうがショックが大きかったようで。

現在、ようやく回復しつつあります。

「ジジったら、イビキばかき出すっちゃけん、ビックリした~」と笑顔で話せるようになってきました。

今回はサファイアの出番はお休み。

しかし、姉ネコらしい虹の橋の渡り方でした!

姉ネコよ、たくさんの想い出を本当にありがとう❤