今週のお題「秋の空気」
秋の空気。といえば飼い主にとって
銀杏。
さ「アタシ、頂けるのかしら?❤」
飼い主の亡き父は、もう食い意地が張っておりまして。
いわゆるふつーの昭和のサラリーマン家庭であったのですが、食べるもの、食べるときだけは贅沢と言いますか。
この「贅沢」というのも、フォアグラだキャビアだ。というのではなく、その旬の最高のものを頂く。という感じ。お魚は買うものでなく釣ってくるもの。みたいな(笑)
子供の頃はかなり反発しまくっておりましたが、大人になり、唯一の父との共同作業が生まれました。
それが銀杏。
正確に言うと銀杏ひろい(;´∀`)
早朝の、まだ薄暗い時に亡き父と二人、車に乗り込み到着する場所は某神社様近くの道路。ちなみに6車線。えぇ、立派な大通りです。
すでに目をつけている、たっぷり銀杏の実が落ちている木の横へサッと車をつけるやいなや、二人して熊手で銀杏をチリトリヘかきとり、ビニール袋へ入れるやいなや、あっと言う間にその場から立ち去るのです。
その間、60秒でしょう(;´∀`)
えぇ、ちょっと恥ずかしい。
ですが。
この恥ずかしさを超越するほどに、この拾いたての銀杏というものをはじめて食べたときは心から感動しました!
割った殻からでてきた銀杏の実は、まるでエメラルドか!?と思うほどなんともいえないグリーンが美しく。指にのせるとまるで指輪のよう(^-^)
実はムチムチとしていて、フレッシュで。
いままで頂いていた銀杏はなんだったんだろう(・・?
と、思うくらいに贅沢な銀杏だったのです。
えぇ、ちょっと恥ずかしいですが、亡き父との想い出もあり、飼い主にとって大切な銀杏話です(笑)
ということで、お散歩コースで銀杏を久しぶりに拾ってみましたよ。
さ「お母ちゃま、銀杏さんいっぱいよ❤」
さ「これ、頂けるのかしら?」
サファイア、銀杏は種を頂きますから、実を洗い落としていくんですよ。
洗う作業のときは、当然ながらマスク&ゴム手袋の完全装備。
顔についたりしたから、すんごいかぶれます。
洗ったら、ざるに入れてしっかり乾かすこと。カビが付きますんでね。
ほら、サファイア。銀杏ですよ。
さ「クンクンクンクンクン、頂きたいわ❤」
さ「かぷっ!・・・お母ちゃま、皮をむいてちょうだい」
サファイアに銀杏をおすそ分けするときは1個だけ。
飼い主も美味しいからとパクパク食べてしまいますが、栄養素がぎっゆっと濃いので他の種子類同様、ほどほどに楽しむのが良さそうです。
そうそう、頂くときです。
フライパンで炒るのはなんともスローな感じでゆったりと時間の流れるさまに風情を感じるものですが、簡単に頂きたい場合はトースターが一押し。5~8分で美味しく頂けますよ。
飼い主は電子レンジは使いません、電子レンジを使うとものすごい勢いで破裂する銀杏がかわいそうで見ていられない(笑)
秋の味覚。保管はネットで風通しよく。
秋の銀杏話でございました(^-^)